世界一周

河合宏介 Honda XLR250R

カザフスタン
カザフスタン

■氏名・出身地 河合宏介
愛知県豊橋市生まれ
現在東京武蔵野・築30年木造風呂なし6畳大矢荘在住
■好きな食べ物 チリのシーフード。特にピコロコ(巨大ふじつぼ)
■好きな言葉 ひとは空を飛べる
■趣味 身体障害者ボランティア
■出発前の職業 スタジオ・カメラマン
■帰国後の職業 何でもフリーカメラマン
■旅行経験 世界一周108ヶ国 5年間21万km
■最高の日 360度の地平線の中を走った日
■最悪の日 ギニアで警官の賄賂を断ったら銃を突きつけられ、刑務所に入れられた。
■好きな場所 パラグアイかアラスカなら住んでもいいな
■一番困ったこと エチオピアでノミにやられて痒かった(南京虫の100万倍位かゆい)
■一番のミステイク ウエストバックにカメラを入れたまま転倒
■一番驚いたこと ナイジェリアで話していた役人がいきなりズボンを脱いで、わしの目の前で用便をし出したこと
■一日の最高距離 ブラジルで500km位
■難所 ラオスからベトナムへの、旧ホーチミンルート。泥沼・わだち・川渡り・標識が全く無いくせに分岐点が多い
■病気 A型肝炎、その他下痢・熱、多数。マラリアはかからなかった。結構体は丈夫な方
■旅費 600万円位
■次に予定している
ツーリング
老後のオーストラリアツーリング
■ツーリングの秘訣 極意 ・命に関わらない限り、深く考えない、こだわらない
■バイク
 年式/購入時の走行距離
新車93年式 Honda XLR250R。OHしたので251ccになっている。
■マシントラブル なかったような気がする。気のせいかな?
■カルネ 3冊使用
■改造、変更 ドイツ人も驚く原型をとどめない改造。途中での整備等で現地の部品を組んだので、最終的にはノーマルはほとんど無い。
■タイヤ メッツラーの“サハラ”が好き。ロードパターンのくせになぜサハラだろう?
■パンク回数 たくさん
■営業活動 当方電話一本即時全世界何処出張可。野宿歓迎偏食無。英検2級及西語堪能。衝撃的爆笑的写真早急確実。

 

南米大陸最南端に到達!
南米大陸最南端に到達!
(アルゼンチン)

サハラ砂漠(エジプト)
サハラ砂漠(エジプト)


ひげ大王の世界一周ツーリング

アフリカ編

「くそー、ミシュランMAPだと実線のはずだったのぃ..」 (Niger)
「くそー、ミシュランMAPだと実線のはずだったのぃ..」 (Niger)

以下は1999年の8月、南アフリカの地から永原宛てに送られた手紙です。
本人の了解を得てここに紹介します。

 kosukekawai2.jpg (35097 バイト)
 今年の年賀状、やっと7月になって拝見しました。時々実家に届いた手紙は、私の手元にまとめて送ってもらうのですが、やはりアフリカは通信状況が悪く時間がかかりました。中南米ツーリングからの無事帰国おめでとうございます。写真を拝見し、私も楽しかった中南米ツーリングが思い出されます。

 で、今いるアフリカはどうか? 楽しいというよりつらい!という方があっています。まず私が仏語を勉強しなかったのがまずかったようです。
 仏人って英国人よりも妙なプライドがあって「仏語をしゃべれない奴はサルか何か」って態度があるでしょ、それを植民地だった西アフリカ諸国の黒人は皆受け継いでいるのでつらい。めしを食うのも一苦労。そのめしですが、安いのはいいんだけど(一食10円か20円くらい)マズイ! ごはんとか豆とかヤムに野菜の煮汁をぶっかけたってのが一般的です。でも安いのと、それしか売ってない、という状況で、ほとんど毎日これで生きてました。
 なぜ「ました」と過去形になるかというと、今いるナミビア、もうここはEC,USAと変わらない国です。アンゴラを境に時差が30年位あります。
この差は凄い、今までのUSA→メキシコ、スペイン→モロッコ、フィンランド→ロシアの比じゃない。今までの西アフリカには電気もガスも水道も無かったのに、ここには昼間から電気があり、水道からは水どころかお湯が出ます。それにどんな田舎に行ってもスーパーがあり、何でも揃っています。ちゃんとコーヒーの味がするコーヒーも売っているし、Take Awayのハンバーガーなんてのもあります。ちょっと何もないギラギラした西アフリカに疲れていたので、いい休憩ができています。
 ちなみにコンゴ、旧ザイール、アンゴラは現在戦闘が激化、日本大使館も引き上げているという状況です。時にアンゴラなどは首都から半径2Km以内のみ「アンゴラ政府」で、それ以外は反政府ゲリラの土地となってしまったようです。..なので諦め、ガボンから南アへ、XLRと共に飛びました。ちなみに人間300ドル、XLRが(貨物)US$4.6/Kgでした。

 南ア、ナミビア、ボツワナはもうツーリングには何も問題ありません。
ちょっとした町に行けば日本と同じく立派なバイク屋があり、パーツにも困りません。 やはり西アフリカの話が面白くていいでしょう。
 まずはサハラ! 私もモーリタニアを通りました。他の旅行者の4x4にお願いして荷物を運んでもらったので、全くの空荷で走れ、これはオススメです。丸々四日砂丘を走れます。もちろん単独でも通れますが、まるでパリダカのように本当に砂丘を走るので時間を食います。それに楽しめないと思います。ここナミビアでは単独バイクでサハラを越えたイタリア人に会いましたが、彼曰く「12日かかった、もう砂は見たくない」といってました。アルジェリアルートは道がありますが、モーリタニアルートには道はありません。コートジボアールでアルジェリアを通ってきた日本人
に会いましたが、現在外務省の危険度が4なのと知らなかったみたいです。

 そしてニジェール。テネレ砂漠のはじっこの道を通りました。ミシュランマップだと実線だったのですが、実は砂漠のピストのみ。4x4の轍をフォローしていったら二回くらい道に迷った。フォローしていたピストが急になくなるこの瞬間の絶望感、焦り。気温50度を越える中で是非おためし下さい。ガスは XLRに20リッターのパリダカタンクで十分にもつのですが、ともかく暑いので朝7リッターの水を積んでもどこかで一度補給しないと足りません。で、アガデスで羊の皮の水筒を買い、14〜 15リッター位持ちこれでやっと人心地を取り戻すツーリングができました。

 カメルーン。今度は泥沼のジャングルでした。400kmに5日かかりました。
村があるので食い物と水には困らなかったのですが、その食い物というのが猿、トカゲ、ヘビ、鳥などジャングルのめぐみだけでした。水といっても村の裏手の泥川の水。

 永原さんはアフリカを走りましたか?ないのでしたら是非アフリカらしい西アフリカ諸国をオススメします。エルサルバドル、ニカラグアのスラムが安全な天国に思えるほど、西アフリカは治安が悪いのもお伝えしておきます。

                     それでは! 河合宏介 1999年8月  

 

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Benin 田舎の市場はたいてーこんなです。
いい感じでしょ。
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 Niger ドロで造ったモスク。
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Nigeria 道端にこんなの落ちてた
さすがアフリカ。
kawai_africa04.jpg (31781 バイト)
頭刈りたてで、間抜けな顔しとるなー
モザンビークのメシ屋にて。


以下は1999年の12月、スーダンの地から宗野さん宛てに送られた手紙です。

 こんちは
ナイロビで手紙を受け取りました。ありがと。
(中略)
で、日本人で有名なイクバルに泊まってます。内庭があって(P)OKです。日本人は今10人くらいゴロゴロしています。MOTOは2台、チャリ1台、ハーネス持った山男もいます。
 ナイロビは今雨期で、朝といわず夜といわず雨!その上路地がダートで水たまりだらけで、MOTOも泥まみれ くそー、何度もタイヤを探しに出掛けるので、出し入れするたびに泥まみれじゃ。
 ケニアはつまらん。アフリカ唯一の先進国(南アは白人の作った国で、アフリカじゃないって感じ)なんで、全て金々々・・・本日ナイロビから600km位ダートを行ったド田舎の村に来ていますが、先住民も金々々。こんな国はアフリカにはない!ここケニアだけぢゃ。
 でもこの先住民すげーぞー。手にやりを持って、頭に巻いたビーズの飾りが耳たぶと鼻の穴に繋がっている。そして首から巻いた赤いマントが短いので手をあげるとちんこが見える。でもそれを笑うと槍で刺されそうで怖い。

 そう、2weeksいた楽しいイクバル生活も終わりをつげ、エチオピアへのダートを進んでいますが、これがつらい。道はフツーのダートなのだがアフリカに多い「強盗多発地帯」なのでarmed police escortなのだ。その上日没までに次の町に着かなきゃならんので、出発は日の出。そして、そのエスコートは「いつ出るのかわからん」ってのでよく予定日に行ってみても「今日はないよ〜ん」と言われ、待ちぼうけだったりして悲しい・・・

 エチオピアは、食い物にとぼしい。インジェラという「ナン」みたいなやつに肉、野菜などをのっけたもの”しか”売ってない。それが安いところで10円、高くても30円だせば食える。安いのはいいんだけど、これしかねー。
 コーヒーの産地でこれまたうまい。しかし「飲もう」と思ってから「飲める」まで時間がかかる。なぜかってーと、注文すると、まず生豆を水洗いする所からはじまり、それを炒って、砕いて・・・やっとコーヒーとなるのぢゃ。

 そして月日はたち、クリスマス・イブの本日、スーダンのカルリーム(宗野注:字が汚くて読めず、正確な地名ではないかもしれません)じゃ。イスラム、イスラム。おかげでクリスマスのクの字もない。その上ラマダン(断食月)なんで、何も食えん。非イスラムには関係ないんだけど、国教なので100%のレストランは閉まってる。このイスラム社会、スーダンに入って「ブラック・アフリカ」は終わったって感じかな。あのギラギラしたキョーボーさが無くなった。
 そいでこの首都、今までに行った首都のうちベスト1に輝くほどの田舎。アフリカの首都だから、首都のメインストリートにヤギや羊の放牧されてるのは他の首都も同じ。(ヒルトンの隣の空き地でもメーメーいってる)でもここは全くガラーンとしている。人も少ない。なんか街は中心の3ブロック四方位でおしまい。
 近頃道が悪い。エチオピアでも1000km位ダートが続いたものの、標高が2000m、時に4000m位あって、涼しいか、寒いってとこだったんだけど、スーダンだと400m、時に50mとかで暑い。再び50度over うひょ〜その1000kmをこえるダートの後、400km”だけ”sealedがあって、これからまた1000kmをこえるダート。いや、今度は砂漠じゃ。ナセル湖をフェリーで渡りエジプト入りの予定だ。このルートは十分アフリカをしめくくるにいい道だろう。
 MOTOは140,000kmでゴキゲンじゃ。
ナイロビで買ったIRCもぐあいはいい(古いT63、アフリカ一周済みのタイヤはなんと2本でUS15ドルで売れた) でも近頃改造をしていなくて少しうずうずしてる。何かいい改造はないものかな。それにしてもあのフルパックでアフリカをまわり、クラック一つ入んないってのもいいだろー。この辺で会ったエジプトから南下してきた”だけ”の英国人のBMW−GSなんぞ、サブフレームポキポキ折れてたぞ。

んじゃ、酒のないdryな国より

河合宏介 1999年12月   

北極圏へ突入
北極圏へ突入(カナダ)

世界一周108ヶ国 5年間21万kmの軌跡
世界一周108ヶ国 5年間21万kmの軌跡

ヨーロッパ最北端のノールカップ
ヨーロッパ最北端のノールカップ

ウズベキスタン
ウズベキスタン

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